理事長挨拶 人間生活にも倫理という法則があります。人が生きる上において、不変の法則が存在しているのです。

人と人、人と物、人と自然の関わりにおける不変の法則――。
私ども倫理研究所ではその生活法則を「純粋倫理」と呼び、学問的に掘り下げるとともに、日常生活での実践を奨励し、世の中に及ぼしていく倫理運動を展開しております。

この運動は、敗戦後間もない昭和20(1945)年9月3日。教育者の丸山敏雄が憂国の思いで、論文「夫婦道」の執筆に着手したことから始まります。翌年、道義が退廃した国を立て直すべく、「新世文化研究所」の活動が始まり、その翌年には生活改善を主目的とした実践団体「新世会」が設立されました(のちに倫理研究所と改称)。 昭和40年代に入ると、個人会員組織の体制が整い、富士高原研修所が完成。昭和55(1980)年には倫理法人会体制がスタートしました。現在は個人会員約16万5千名、法人会員約6万3千社のメンバーを擁しています。

昭和60年、前理事長の丸山竹秋により「地球倫理」の理念が提唱され、その推進が21世紀の倫理運動の大きな目標となりました。現在は日本国内にとどまらず、アメリカ、ブラジル、中国、台湾などにも倫理運動の輪が広がっています。

日本も世界も混迷の度を深めている昨今、価値観が多様化し、人と人とのつながりが弱まり、生きる上での「よりどころ」が希薄になってきました。家庭や地域、職場や企業活動において、今ほど「倫理」が強く求められている時代はありません。私どもは今後とも、日本を創造的に再生させ、「地球倫理」を推進していくための諸事業を、より積極的に展開してまいります。

皆々様のご理解とご協力を、どうかよろしくお願い申し上げます。