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    • 新世 2022年10月号(家庭向け総合誌)
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家庭向け生涯学習総合誌

倫理研究所発行 A5判 104頁

生涯学習総合誌として、毎月、夫婦の関係、子育て、職場生活を充実させるポイントとなる記事を掲載しています。若い世代から高齢者まで、どなたにもお読みいただける雑誌です。

□巻頭言 丸山敏秋理事長「新世言」
テーマ 逆説の芸能

 今から十四年前に、関西大学で開催された人体科学会の年次大会で、能楽師の安田登さんによるワークショップに参加した。一九五六年生まれの安田さんは、ワキ方の能楽師として活躍し、著作も多い。
 能は息の芸能で、本当の能の声が出るには、体が能管のように声が出にくい構造になる必要がある、と安田登さんは言う。柔軟な体ではダメで、「枯れた状態」にならないといけないのだ。
 年齢でいえば、五十、六十歳ではまだまだ。もっと体が硬(固)くなり、もう声が出ないんじゃないか、という状態になり、かつ「力まない強い息」が使えたときに、本当の能の声が出る。だから能役者は、歳を取れば取るほど、体が動かなければなるほど、硬くなればなるほどいい。老化こそ素晴らしい、というのである。
 びっくり仰天。安田さんは能を「逆説の芸能」と称した。
 世の中には、常識を逆転したような真実もあることを知っておきたい。「純粋倫理」の生活法則にもそれがある。――「心を明るく朗らかにするから、状況が好転する」「真の働きの意味を知って働きはじめると、たいていの病気が治ってしまう」「都合がよいから希望をもつのではない」「悪人だから信ずる。信ずるから悪をしない」……
 毎日のように柔軟体操をしてはいるが、「逆説の芸能」の世界があることを知ってからは、「若ければよい」とか「体が硬いのはよろしくない」という思い込みは捨てた。加齢により硬化する筋肉と上手に付き合いながら、頭の柔軟さだけは失いたくない、と心がけている。

■特集「創刊900号記念」
昭和22年10月11日に創刊した本誌は、
読者の皆様に支えられて、今号で節目の通巻900号を迎えました。
記念企画として、倫理運動の原点となる創始者の論文や、
年表によって75年間の本誌の歩みを振り返ります。

◇実践の軌跡(倫理研究所会員の手記)
三つの苦難を乗り越え、家族と実りある人生を歩む
関屋実紀さん(家庭倫理の会 足立区)
夫との不仲や子供の交通事故、自身の病気を純粋倫理の学びをとおして乗り越えました。

周囲への感謝を忘れず地元に貢献できる会社を目指す
唯是光裕さん(遠野市倫理法人会)
妻や従業員の気持ちを理解したことで、夫婦仲を改善し、経営不振を乗り越えました。

◇連載
・日常の倫理34
「清掃のもたらすもの」
大窪重幸(倫理研究所研究員)

・倫理相談の現場から22
「純情に立ち返り、気づいた母との固い絆」
 内田靖士(倫理研究所研究員)

・受け継ぎたい日本の祭り10
「牛馬」

◇カラー
・美しきあきつしま 64
「令和時代の昭和ノスタルジー、『からむし』を守る里(福島県)」

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