¥ 300 (税込)
倫理研究所発行 A5判 104頁
生涯学習総合誌として、毎月、夫婦の関係、子育て、職場生活を充実させるポイントとなる記事を掲載しています。若い世代から高齢者まで、どなたにもお読みいただける雑誌です。
□巻頭言 丸山敏秋理事長「新世言」
テーマ 心配、いらない
過去の出来事は記憶に残っている。しかし、この先に何が起こるのかはわからない。明日の出来事を予測はできても、はっきりと予知はできない。だから人は考え過ぎて、心配性に陥りがちである。
心のクセであるそうした心配や憂いは、生活から明るさを奪う。そして、将来のマイナスの先取りが、人生をその方向に導いてしまう。心配するからなおさら事態は悪化してしまうのである。自分だけでなく、他人のために憂えて、かえってその人の憂いを増すことにもなりかねない。
日本も先進諸国も深刻な問題を多すぎるほど抱えていて、人類はこれからどうなるのか、不安の種は尽きない。だからといって、心配や憂い心に支配されないようにしよう。心配性の人は日々の暮らしの中で、
《今日は最良の一日である。朗らかに安らかに過ごせば、明日は心地よい風が吹いてくれる》
というような言葉を工夫してつくり、自分に対して唱えたらどうだろう。その繰り返しが、心配や不安を解消する力になる。
■特集「『もと』につながる~父への感謝」
「子供の頃、沢山遊んでもらったな」「肩車してもらったな」……。
お父さんとの思い出は、人生の宝もの。
年月を重ねるほどにその思いは深まり、懐かしい情景がまぶたに浮かびます。
6月18日は「父の日」です。
家族を支える、縁の下の力持ちのお父さんへ
心をこめて「ありがとう」と伝えてみませんか。
◇実践の軌跡(倫理研究所会員の手記)
休日の早朝散歩で家族の時間を豊かに
高橋 葉(家庭倫理の会 川口南)
地域活動などで多忙な夫への不満を「子育てセミナー」での学びと気づきにより、感謝へと転じていきました。
自分に求められていることを知り経営者としての器を磨く
飯作文俊(ひの多摩倫理法人会)
様々な苦難を乗り越えながら、社業を軌道に乗せた要因をつかむことができました。
◇連載
・日常の倫理42
「サッと進め、後始末もぬかりなく」
宮内秀樹(倫理研究所研究員)
・倫理相談の現場から30
「大切なのはコミュニケーション」
澤谷直行(倫理研究所研究員)
・受け継ぎたい日本の祭り18
「喧嘩祭り」
◇カラー
・美しきあきつしま 72
「備長炭で栄えた水切り瓦の町(高知県)」