¥ 300 (税込)
倫理研究所発行 A5判 104頁
生涯学習総合誌として、毎月、夫婦の関係、子育て、職場生活を充実させるポイントとなる記事を掲載しています。若い世代から高齢者まで、どなたにもお読みいただける雑誌です。
□巻頭言 丸山敏秋理事長「新世言」
テーマ 自助努力を活力に
先進諸国は国民が喜ぶ福祉国家を目指して、おおむね達成することができた。日本の場合、憲法にある通り「すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する」として、国や自治体は「社会福祉、社会保障及び公衆衛生の向上及び増進」に努めてきた(第二十五条)。
ただし、国民が必要とする福祉の基本レベルは、状況に応じて内容が変わる。たとえば生活水準が上昇すれば、それだけ政府が提供する福祉の水準も上回らざるをえない。たとえば医療や健康の分野において、日本人の生活環境はとても清潔になり、重度の感染症はめったに発生しなくなった。人々の暮らしは豊かになり、平均寿命は世界一になった。しかしどうだろう、その代わりに生活習慣病やその延長線上にある心臓や脳の疾患、ガンなどが増えた。アレルギーやアトピー、あるいは鬱なども急速に増大している。
(本文より一部抜粋)
■特集「楽しく向き合う『子育て』のヒント」
自分の足で歩き始めた、
自転車に乗れるようになった、
料理を手伝ってくれたなど、
子育ては驚きと発見の連続です。
一つずつできることが増えていく姿にワクワクしながら、
温かな目で、ゆったりと、わが子を見守っていきましょう。
◇実践の軌跡(倫理研究所会員の手記)
いくつもの苦難を乗り越え、働ける喜びをかみしめる
新井須美子(家庭倫理の会 筑西市)
大きな苦難に直面しながらも、決してあきらめず、真摯に取り組み、克服することができました。
天職に目覚めることができた私
大塚祥吉(愛知県倫理法人会)
純粋倫理の実践をとおして、介護事業の世界で働く意義に気づき、信念を深めることができました。
◇連載
・日常の倫理43
「大きな器で子を見守ろう」
田島康賢(倫理研究所研究員)
・倫理相談の現場から31
「どんな時にも活路はある」
泉 憲治(倫理研究所研究員)
・受け継ぎたい日本の祭り19
「お盆の風習」
◇カラー
・美しきあきつしま 73
「古代ロマンが息づく町(埼玉県)」