家庭向け生涯学習総合誌
倫理研究所発行 A5判 104頁
生涯学習総合誌として、毎月、夫婦の関係、子育て、職場生活を充実させるポイントとなる記事を掲載しています。若い世代から高齢者まで、どなたにもお読みいただける雑誌です。
□巻頭言 丸山敏秋理事長「新世言」
テーマ しみじみ想う父の教え
新一万円札の肖像となった渋沢栄一が座右の書としていた『論語』は、孔子と弟子たちの言行を記録した古典である。そこには伯魚という名の孔子の息子が一度だけ出てくる。
――ある日、伯魚は孔子の門人から「あなたはお父上からどんなことを教えられましたか?」と問われた。「そうですね、思い出すことといえば、ある日、中庭を通り過ぎようとすると、『おまえは詩を勉強したか?』と訊かれました。『いえ、まだです』と答えると『詩をしっかり学びなさい』と言われました。
(本文より一部抜粋)
■特集「お金と心のありよう」
私たちの生活に欠かせない「お金」。
「お金」と聞くと、その有無や多少に目が行きがちですが
多ければ多いほど心は豊かになるのでしょうか。
お金に対する心の向け方をあらためて考えてみませんか。
◇実践の軌跡(倫理研究所会員の手記)
わだかまりを解くごとに深めていった義母への想い(家庭倫理の会 阪神南)
夫亡き後、相続したマンションをめぐって義母との関係が悪化しましたが、純粋倫理の実践によって心に変化が生じました。
父への感謝を深めたことで心を変えることができた私(岐阜県倫理法人会)
父親との絆を深めたことが事業を発展させる原動力となりました。
◇連載
・日常の倫理55
「学びはどこにでもある」田島康賢(倫理研究所研究員)
・倫理相談の現場から43
「数々の苦難を乗り越えて」小池伸悟(倫理研究所研究員)
・受け継ぎたい日本の祭り31
「先祖の霊と踊る」
◇カラー
・美しきあきつしま 85
「秩父の風土が生んだ養蚕と秩父銘仙(埼玉県)」