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竹本忠雄著 A5判 133頁 倫理研究所発行
著者の自伝的な霊性文学として刊行された『未知よりの薔薇』。全八巻の大著には数々の奇譚が描き込まれていましたが、著者の笈中にはなお、二つの奇譚が残されていました。それが本書の二篇です。
一般人が実際に不思議や怪奇に出遭う機会はそう多くありませんが、本書にあるような他者の奇譚の世界に入り込めば、彼岸に通じる道がひらけるのではないでしょうか。本書を世に問う値打ちがここにあります。
(丸山敏秋のあとがき「夢幻の花──『奇譚』の発行に寄せて」より抜粋)
ISBN:9784897532714