¥ 300 (税込)
倫理研究所発行 A5判 104頁
生涯学習総合誌として、毎月、夫婦の関係、子育て、職場生活を充実させるポイントとなる記事を掲載しています。若い世代から高齢者まで、どなたにもお読みいただける雑誌です。
□巻頭言 丸山敏秋理事長「新世言」
テーマ 米の価値を見直そう
今年になって国内で、思いがけない事態が発生した。「令和の米騒動」である。
天候不順による不作、減反政策、インバウンド需要、さらには在庫管理の不備などが、複合的に絡み合って起こったらしい。
ちなみに今年は世界でも「米騒動」が発生した。その場合の「米」とは米国、アメリカ合衆国のこと。返り咲いた米国の大統領が何を言い出すか、各国は戦々恐々。とくに高額な関税を巡り、熾烈(しれつ)な交渉が続けられてきた。
ところで日本には古くから、稲魂(いなたま)に対する信仰がある。神話によれば、天孫である瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)が降臨する際に、天照大神が「斎庭(ゆにわ)の稲穂」を手にされ、地上を「瑞穂(みずほ)の国」として平安に守り治めるよう命じた。
(本文より一部抜粋)
■特集「倹活 ———— 物を活かしきる」
「倹活」とは造語で、「けんかつ」と読みます。
便利な物が増え、物が溢れかえる現代。
日本全体での1人1日当たりのゴミの排出量は
890gと言われます(令和3年環境省)。
そのゴミは本当に“ゴミ”なのでしょうか?
まだ使えるのに部屋の隅、押し入れや引き出しの
奥底で眠っている物はありませんか?
物の扱い方、活かし方について考えます。
◇実践の軌跡(倫理研究所会員の手記)
実践を機に変わり始めた家族の関係(家庭倫理の会 燕市)
純粋倫理と出会ったのを機に、夫や息子に対してさまざまな実践に取り組みました。
私と我が社を変えた家庭と職場での実践(茨城県倫理法人会)
倫理経営指導を受けたことで家庭や職場での実践に励み、会社の活性化を実現しました。
◇連載
・日常の倫理69
「私たちは皆、祈られてきた存在である」那須 隆(倫理研究所理事)
・倫理運動の現場から9
「〈させていただく〉という純粋な心」 中島康弘(倫理研究所研究員)
・受け継ぎたい日本の祭り45
「人馬一体の妙技」
◇カラー
・美しきあきつしま 99
「連綿と続いてきた人と牛との関わり(広島県)」