家庭向け生涯学習総合誌
倫理研究所発行 A5判 104頁
生涯学習総合誌として、毎月、夫婦の関係、子育て、職場生活を充実させるポイントとなる記事を掲載しています。若い世代から高齢者まで、どなたにもお読みいただける雑誌です。
□巻頭言 丸山敏秋理事長「新世言」
テーマ 母はいつも家に居た
わが母の丸山和子は、本誌を発行している倫理研究所の最初の女子職員だった。昭和四(一九二九)年に東京都千代田区神田神保町に生まれ、戦時中は疎開も体験した。戦後にようやく高校を出て、進路を決めかねていたときに、父親から声がかかった。──「丸山敏雄先生が設立した新世会(のちの倫理研究所)で事務職員を探しているが、どうかね」と。和子は喜んで受け武蔵野市の「高杉庵」と呼ばれる木造の家に通い、尊敬する丸山敏雄の傍らで、編集の仕事に取り組んだ。敏雄の講演会に同行し、ひと言も漏らすまいと筆記録したことも幾度かある。(本文より一部抜粋)
■特集「感謝をこめて後始末」
出した物を元の位置に戻す、使った道具の手入れをする、お世話になった人に礼状を書く……。
私たちの身の回りには、「後始末」がたくさんあります。
その一つひとつに、どれほど心をこめているか考えてみませんか。
◇実践の軌跡(倫理研究所会員の手記)
亡き夫を想い、寄り添って生きる(家庭倫理の会 名古屋市)
夫亡き後、自身の気ままな生活による心のあり方の誤りに気づき、とある実践を始めました。
社員や家族の笑顔のために今日も「人は鏡」の実践に励む(弘前市倫理法人会)
相手への心の向け方や関わり方を変えることで、仕事も家庭生活も好転していきました。
◇連載
・日常の倫理60
「心をキュッと引き締める生活を」荒木良仁(倫理研究所理事)
・倫理相談の現場から48
「息子の反抗とお金の悩み」 宇都 進(倫理研究所研究員)
・受け継ぎたい日本の祭り36
「年末年始の風物詩」
◇カラー
・美しきあきつしま 90
「『あまもっくら』な味の大根の里(長野県)」