——「倫理とは人間の行なうべき
“みちすじ”のこと。
人間に対する道のみならず、
すべての生物、無生物、
自然物に対する“みちすじ”を総括して、
地球倫理と名づける。
地球の安泰を最高目標とする、
地球人の、地球人による、
地球人のための倫理である」——
1985年、丸山竹秋(倫理研究所 前理事長)が、
地球倫理を提唱しました。
具体的な日常の実践として、
「地球を救う10の実践」を提示しました。
「地球倫理」は倫理研究所が長年にわたって研究対象とし、実践・普及のよりどころとしてきた「純粋倫理」に基づいています。人間対人間のみちを超えて地球的な視野を持ち、環境保全の実践を含めたグローバルな倫理として提唱しているのが「地球倫理」です。倫理研究所は1998年に「地球倫理推進賞」を設け、地球倫理の推進に貢献している団体を、毎年顕彰する事業も行なっています。また、倫理研究所創立55周年を機に「地球倫理の森」をつくる事業にも着手。2023年まで中国・内モンゴルで植林事業を実施しました。