「倫理法人会 7万社大会」を開催しました
11月5~6日にかけて、「倫理法人会7万社大会」が開催されました(於:グランドプリンスホテル新高輪・飛天)。全国の倫理法人会の代表者ならびに「倫理17000ライセンス」認定企業の974名が参集。会員企業数7万社達成の喜びを分かち合い、未来に向けて倫理経営のさらなる推進を誓い合いました。
大会の幕開けは、倫理法人会誕生に至る経緯から現在までの歴史や先人の想いを映像で振り返りました。その後、47都道府県の会長・代表者が、今回新たに制作された都道府県旗を手に入場。次いで亡き諸先輩に感謝を込めて黙祷が捧げられました。
実行委員長を務める倫理研究所 和田 毅 常任理事が、コロナ禍を乗り越えて開催できた慶びを述べ、「(本大会を)皆様とともに、過去を振り返り、現在をしっかりと見つめ、未来へと羽ばたき、倫理共同体の絆をさらに強める契機にしたい」と力強く開会を宣言。大会初日は活動表彰が行なわれ、会友の功績が表されました。次に倫理研究所の使命である公益事業について前川朋廣 副理事長より紹介されました。
スペシャルゲストとして、日本を代表する建築家であり、紀尾井清堂の設計ならびに富士高原研修所の建物と庭園の「グランドデザイン」を手がけた内藤廣氏が登壇。建築家の観点から現代日本の課題について指摘し、資本主義社会における富士高原研修所と紀尾井清堂の意義や役割、設計コンセプト等を紹介しました。
2日目ははじめに和田 常任理事が登壇。令和7年に迎える倫理運動創始80周年・倫理法人会設立45周年に向けて、全国の会のさらなる活動の充実を支援する法人局の取り組みを紹介しました。
本会のむすびは丸山敏秋 理事長による「理事長メッセージ」。堺屋太一氏の「現在の日本は3度目の敗戦を迎えている」の言葉を引用し、日本が抱える諸問題については経済や政治等の表層的な部分だけでなく、家族や伝統、文化などその根底にあるものに目を向けることが重要であると指摘。「過去を受け入れないことには現在と未来はない」ことを強調し、日本創生(日本を創造的に再生する)のために自助努力の精神を呼び戻そうと訴えました。
締めくくりに、倫理法人会が「明るく美しい日本」建設の一助となることに期待を寄せ、「明朗(雰囲気)」「愛和(結束力)」「喜働(活動成果)」のバランスがとれた活動を行なうことと、「人は鏡」(人は自分の心やふるまいを反映する鏡であり、他人を変えようとする前に自分が変わることが大切。『万人幸福の栞』第4条)の実践を呼びかけました。