「家庭創生フォーラムin熊本」を開催しました
後援:各教育委員会(熊本県、熊本市、八代市、宇城市、長州町、人吉市、菊池市、玉名市、水俣市、益城町、合志市、大津町、菊陽町、山鹿市、西原村)
各PTA連合会(熊本県、熊本市、八代市、宇城市)、熊本日日新聞社
11月7日、熊本県益城町文化会館において、「すこやか子育て ~家庭教育10か条」のテーマで開催されました。参加者346名。乳幼児を連れた、若い父親や母親の参加が多数ありました。
第1部は、文部科学省高等教育企画課・福澤光氏。テーマ「家庭教育10か条」。第2部は、パネルトーク。

[パネリスト]柴田治穂氏(熊本市立菱形小学校校長)、鶴川文子氏(倫理研究所生涯局講師) [コーディネーター]徳江秀雄(倫理研究所常任理事)
熊本県は、平成25年4月1日、全国に先駆けて『家庭教育支援』条例が施行されました。以来、学校、地域、行政、企業が一体となって、家庭教育を支えようと呼びかけてきました。そうした中で誕生したのが、家庭教育10か条です。
- 第1条 伝えよう 愛しているよの メッセージ
- 第2条 朝昼晩 元気にあいさつ 習慣に
- 第3条 教えよう 事の善し悪し 躾から
- 第4条 『ありがとう』は 生きゆく心の 出発点
- 第5条 肥後っ子の あすを支える がまん力
- 第6条 自分の命 みんなの命 どれもが世界で1つだけ
- 第7条 家族仲良く 食事・団らん 心と体に栄養を
- 第8条 体験で 得られる本物 知と心
- 第9条 この子もあの子も 地域で子育て みんなの宝
- 第10条 わが家の1か条
いろいろなところで悩みを相談しながら、10か条をヒントとして子育てにあたっていきましょう。(福澤光氏)
私は毎朝、『児童横断中』の旗を持ち、路上に立つように努めています。わが小学校の全児童(230名)は、きちんと挨拶してくれますが、家庭や地域でも進んで挨拶をするようにアドバイスしてきました。また、文部科学省が提唱する『早寝早起き朝ごはん』を推進、実行しています。就寝時間が遅い児童は朝の表情が乏しい、体調が優れないなどの顕著な傾向が見られるので、保護者にも、出来る限り22時より前に床に就くよう呼びかけています。早く休むようになれば、朝も早く目覚め、朝食をきちんととって登校するようになるからです。また、毎月8日を『ノーテレビデー』に決め、親子が話し合う時間を持つように伝えています。(柴田治穂校長)
子供が幼いときは大いにスキンシップを図りましょう。子供が成長するに従って、良いところを見つけて褒めてあげましょう。挨拶は、躾の大切な第一歩。早いうちから身に付けさせるには、親が率先して範を示すことです。また、安全に関わることはすぐに叱ってやめさせなければなりませんが、親の感情に左右されて怒らないよう気をつけましょう。きちんと理由を話してから叱るように心がけたいものです。(鶴川文子講師)
文部科学省の福澤氏と2名のパネリストは、学校や地域の取り組みを紹介しながら、子育ての指針・ヒントを示しました。