思いを乗せた文字が輝く

 

 

　自分の思いを言葉にして自分の字で表す「第16回秋津賞・秋津こども賞」。「秋津賞」には579点、小学生・中学生を対象とする「秋津こども賞」には46点の応募があり、審査の結果、「秋津賞」は、特選18点、入選21点、「秋津こども賞」は、特選12点、入選12点が選ばれました。

　その中から、「秋津こども賞」の特選作品を紹介します。また全入賞作品は『秋津書道』1月号より順次、紹介します。（入賞者は下記をご覧ください）

 

 

◇秋津こども賞特選◇

東京　渡邉千瑛　８歳

選評　堂々と丁寧に書けたすばらしい作品です。お父さんも千瑛さんの笑顔がきっと何よりも大好きですよ。（酒井直美）

 

 

神奈川　大月誉貴 　15歳

選評　とてもすなおな15歳の少年の心が、文字と内容に表れています。最後の「十五のおれ」が秘めた思いなのかもしれませんね。（轆轤裕子）

 

 

愛知　小原青空　13歳

選評　ありがとうの気持ちが文字にしっかりと表現されています。友達もきっと青空さんのことが大好きだと思います。（酒井直美）

 

 

 

愛知　泉日世里 　11歳

選評　おじいちゃんは見えなくなっただけで、今も変わらず優しく見守られています。字も丁寧で優しいです。（甲斐靖幸）

 

 

 

大阪　横畑碧音　９歳

選評　まだ生まれて間もない妹さんの愛らしい笑顔が目に浮かびます。紙面いっぱいに元気よく書きました。（北奥明彦）

 

 

高知　岡林理央　13歳

選評　理央さんは体操をやっているのでしょうか。沢山練習しているのですね。文字の線が強く「しなやか」です。（上山康子）

 

 

熊本　野口遥香　８歳

選評　「ゆめ」が大きく書かれており、思いの強さが感じられました。余白も良かったです。一所懸命に書かれました。（中村正生）

 

 

熊本　山口良優　10歳

選評　思いきりの良い字に、お母さんの作ってくれる焼きそばのおいしさを「うまい」と表現しました。最高です。（轆轤裕子）

 

 

 

熊本　山口隆仁　８歳

選評　カブト虫を育てたお母さんも逃したお父さんもそれを良しとする隆仁君も優しいです。字も素朴で良いです。（甲斐靖幸）

 

 

沖縄　津波古和花　10歳

選評　おばあちゃんへの大好きな思いがよく伝わってきます。文字の大小や位置を変えて、とても良い作品になりました。（矢口裕司）

 

 

沖縄　大城良武　７歳

選評　充実感のある内容です。四方の余白をとり、一字一字をしっかりと書けました。お腹も満たされました。（中村正生）

 

 

沖縄　嶽元麻畝　７歳

選評　きれいな文字を書くために努力している様子が伝わりました。「書道」の線の強弱がとてもすばらしいです。（矢口裕司）

 

 

 

「第15回 秋津賞」入賞者