「第13回秋津賞」特選作品決定
思いを乗せた文字が輝く
自分の思いを言葉にして自分の字で表す「第13回秋津賞・秋津こども賞」。
「秋津賞」には481点、小学生・中学生を対象とする「秋津こども賞」には49点の応募がありました。審査の結果、「秋津賞」は特選18点、入選21点、「秋津こども賞」は特選12点、入選12点が選ばれました。その中から、秋津賞の特選作品を紹介します。
また、全入賞作品は『秋津書道』1月号より順次紹介します(入賞者名は下記をご覧ください)。
◇ 秋津賞特選 ◇
宮城 杉浦みち子
選評:最後まで気を抜かずにていねいに書かれています。広めの余白には、お母様への思いの余韻が感じられます。
茨城 平島幸子
選評:娘さんがなぜ涙を流したかは分かりませんが、抱きしめられて心が落ち着いたことでしょう。字も優しいです。
千葉 清水はつゑ
選評:ご主人の優しさがひしひしと伝わってくる作品です。最高の特効薬を得て、幸せですね。感謝の心をどうぞ忘れずに。
東京 大野公子
選評:ユーモアのある優しいご主人だったのですね。いつも見守ってくれていますよ。布置や字の大小も良いです。
東京 大庭隆志
選評:苦労をかけた妻への感謝と、美しい大自然の中で生かされていることへの感謝がていねいな文章と文字から伝わります。
東京 勝吉玲子
選評:一字一字しっかりと書けました。お父さんの作ったお米と同じように、文字も光っています。
東京 後藤萌夏
選評:いつの間にか成長している弟さんへの驚きと喜びが伝わる作品です。起筆・収筆が美しく、ていねいに書かれました。
東京 佐藤聿子
選評:文字に力みがなく自然体で書かれています。文字に愛が溢れ、胸がいっぱいになりました。素晴らしい作品です。
東京 武橋きよ子
選評:すばらしいご夫婦ですね。きっとご主人様も同じ思いでしょう。布置も、ていねいな運筆も見事で、思いがこもっています。
東京 中島芙美代
選評:頼もしいお母さんです。読んでいて背筋が伸びました。力強い線質に作者の安心感と気丈さがうかがえます。
長野 丹後谷恭子
選評:メールは早くて便利ですが、書く人のぬくもりを感じられる葉書はいいですね。字も素直に書かれています。
京都 稲田智子
選評:お母さん思いのしっかり者の娘さんで幸せですね。線も澄んでいて明るく美しい書です。
兵庫 安治陽子
選評:震災直後の緊迫した中で、息子さんからのメールのひと言が、どれほど作者を勇気づけたかがよく伝わる作品です。一点一画丁寧に書かれています。
高知 藤田結子
選評:文面が分かりやすいです。決意の言葉も書かれ、これからの人生に光が射してゆかれることでしょう。
熊本 岩本トシ子
選評:自分を育ててくれた祖父母に感謝の言葉を伝える孫の健気さに胸を打たれます。刻みつけるような文字も力強いです。
熊本 本多悦子
選評:言葉に温かみがあり、文字も冴え、美しくていねいに書かれました。親の言葉は忘れられませんね。素晴らしい作品です。
鹿児島 野﨑加代子
選評:何度も繰り返し聞かれる様子、胸にグッときます。布置もよく、優しいお人柄の文字。大丈夫、ちゃんと尽くされました。
鹿児島 元吉まき子
選評:墨色良くていねいに書かれました。余白を上手にとり、内容とよく合う明るい作品となりました。
「第13回 秋津賞」入賞者
【特選】
宮 城 杉浦みち子
茨 城 平島幸子
千 葉 清水はつゑ
東 京 大野公子
東 京 大庭隆志
東 京 勝吉玲子
東 京 後藤萌夏
東 京 佐藤聿子
東 京 武橋きよ子
東 京 中島芙美代
長 野 丹後谷恭子
京 都 稲田智子
兵 庫 安治陽子
高 知 藤田結子
熊 本 岩本トシ子
熊 本 本多悦子
鹿児島 野﨑加代子
鹿児島 元吉まき子
【入賞】
千 葉 須田由美子
東 京 白土博資
東 京 安藤ヨシ
東 京 杉浦奈穂
東 京 髙橋光枝
東 京 志村洋子
東 京 山本美枝子
神奈川 川島明
神奈川 小山田豊子
神奈川 田中裕美
岐 阜 古山洋子
愛 知 渡邊眞理子
京 都 中村喜久枝
高 知 中山栄都子
高 知 森本富美子
福 岡 加来明子
熊 本 岩永美智子
熊 本 村上みつゑ
宮 崎 東迫つる子
沖 縄 松原稲子
沖 縄 坂田淳子