倫理研究所

イベントレポート
2019.7.29

「全国青年フォーラム2019」を開催しました

 

 

2019年7月15日、全国青年フォーラム2019が文京シビックホールで開催されました。参加者1,400名。
本年度は、福岡・熊本・鹿児島・沖縄の4カ所にインターネットによる同時中継を行なうパブリックビューイング会場を設置。それぞれの会場には数百名が集まり、東京も含めて合計3,200名の聴衆が、弁士に熱い声援を送りました。

 

 

 

 

 

今大会は4年に1度の全国大会として開催され、企画から演出までのほとんどを青年たちだけで作り上げた初の大会となりました。さらに、大会初となるパブリックビューイングも青年たちが考案。青年たちを見守ってきた徳江秀雄生涯局長は主催者挨拶の中で、4年前の沙漠緑化青年隊の参加者が実行委員を務めていることに触れ、「今年の緑化隊に参加した青年たちが、さらに4年後には中心的な存在になるに違いありません」と述べ、来場者には青年が未来へ羽ばたいていける環境づくりへの支援を呼びかけました。また、今大会では「世代をつなぐ」をキーワードに、ジュニアユース(中高生対象)・ユース(大学生・社会人対象)の弁論ほか、子供作文の発表やシニアスピーチなど小学生・子育て・シニアの世代間のつながりを結ぶ新企画も加わりました。

 

大会初のパブリックビューイング

シニアスピーチ。山城ウメトさん99歳

 

 

柴山昌彦文科大臣

今大会のテーマ「ひらく〜明日の私へ〜」には、実行委員の「青年たちが勇気を出して明日をひらく一歩を踏み出す大会にしたい」との思いが込められています。当日壇上に立った弁士は、応募者60名の中からブロック予選を通過した8名。全員が夢・希望・決意を堂々と述べました。魂を込めた青年の言葉は聴衆の心に深く響き、大きな感動の声と深い共感の拍手が上がりました。最優秀賞を受賞した弁士には、丸山敏秋理事長から表彰状とトロフィー、そして柴山昌彦文科大臣から文部科学大臣賞が授与されました。柴山大臣は挨拶で、「国づくりは人づくりです。現代の青年が時代にあわせた演出を行ない、作り上げた素晴らしいイベントでした」と称え、長年にわたる倫理研究所の青少年教育に対する感謝と、激励の言葉をいただきました。

 

 

 

 

総評として、丸山理事長が「今後も瑞々しい感性と能力を磨いてください。心を開き、世の中に満ち溢れる『不思議なこと』に驚く力を大事にしてください」と述べ、最後に「われわれは、つい若者の未熟な部分を見てしまいがちですが、もっと若者を敬う気持ちをもつべきではないでしょうか。大人たちはまず、自らが生き生きと、社会のために自らが尽くすような生き方を若者に示していく。それが何より必要だと思います」と世代を超えた協調を説き、「共に倫理をより深く学んでいきましょう」と本大会を締めくくりました。