倫理研究所

イベントレポート
2021.3.19

「東日本大震災 メモリアル2021」を開催しました。

 令和3年3月10日。仙台国際ホテル(宮城県) にて「東日本大震災メモリアル2021」を開催いたしました(主催:倫理研究所)。

 東日本大震災から10年の節目を迎える本年、被災した岩手・宮城・福島の3県の倫理法人会員が当時の体験や思いを振り返り、それらを次代に継承することを目的に開催いたしました。

 当日はホテルの協力も得ながら感染症対策にも万全を期し、岩手県、宮城県、福島県の倫理法人会を中心に218名の会員が参加しました。

 

 

 舞台上部には、大震災により甚大な被害を受けたにもかかわらずいち早く活動を再開し、顕著な活躍をした5つの倫理法人会に送られた深紅の行動旗が掲げられました。はじめに開催地を代表して宮城県倫理法人会の扇 功会長が挨拶をした後、映像で当時を振り返り、その後犠牲者の方々へ黙禱を捧げました。

 当時を振り返るスピーチでは会員を代表して4名の方々が登壇。家族を亡くされた悲しみを乗り越え、希望を胸に倫理運動の歩みを進めたエピソードや、当時の副市長より「こんな時こそ倫理ではないか」との言葉に感銘を受けモーニングセミナーの催行に至った倫理法人会、悲痛な思いがこみ上げる中で丸山敏秋理事長のいち早い被災地訪問により希望を強く持つことが出来たという喜びの報告など、それぞれが当時の体験や思いを語りました。

 

 

 その後「東日本大震災物故者慰霊と被災地復興への祈り(2014)」にて奉納演奏をしたアーティストMark Akixa(マークアキクサ) 氏によるネイティブアメリカンフルートの演奏、法人局局長 和田 毅常任理事による「被災地訪問報告」に続いて、倫理研究所が行ってきた被災地における教育支援基金「りんりん基金(通称)」 の支援報告が行われました。

 そして、りんりん基金奨学生を代表して第二期奨学生である高橋和浩様が登壇し、時折声を詰まらせながら支援への感謝を述べるとともに、将来への抱負を力強く語ると会場から大きな拍手が贈られました。

 

 

 主催者を代表して丸山敏秋理事長が挨拶に立ち、犠牲者への哀悼の意を表しながら「多くの犠牲者の命を自分の命として受け止めて、それぞれが花を咲かせる、共に雄々しく生きることが大切。倫理という生活法則を羅針盤として逞しく生きられる方が増えていくことを願います」と述べ「東日本大震災メモリアル2021」は幕を閉じました。

 

 


― 式 次 第 ―

 

◆ 開式の挨拶      
宮城県倫理法人会会長 扇 功
◆ 映像で振り返る
◆ 黙 祷
◆ 大震災を体験して
       【岩手県】
宮古市倫理法人会 会長 新居克洋
       【宮城県】
気仙沼市倫理法人会 相談役 阿部 隆
       【福島県】
相双倫理法人会所属
法人スーパーバイザー 川崎博祐
       【生涯局】
倫理研究所 生涯局参事 新井ヒデ子
◆ 鎮魂の演奏      
ネイティブアメリカンフルート奏者 
Mark Akixa
◆ 被災地訪問の記録   
倫理研究所 常任理事 法人局局長 和田 毅
◆ 支援の報告      
倫理研究所 総務局総務部部長 田中孝和
◆ タグボート支援団体から 
NPO法人おはなしころりん 理事長 
江刺由紀子
◆ 奨学生の代表から   
りんりん基金 第二期奨学生 高橋和浩
◆ 閉式の挨拶      
倫理研究所理事長 丸山敏秋

 

日 時:令和3年3月10日(水) 13時30分~16時00分
場 所:仙台国際ホテル(宮城県仙台市)
主 催:一般社団法人 倫理研究所