倫理研究所

イベントレポート
2015.10.13

「第1回日本創生フォーラム」を開催しました

テーマ「いのち共尊―日本文明のルーツと太古の響き」

 

 平成27年10月12日(月・祝)、倫理研究所は創立70周年記念事業の一環として「第1回日本創生フォーラム」を開催しました。会場となった東京国際フォーラム・ホールA(東京・千代田区)には、全国各地から約5,000名が来場しました。

 

 第1部では、オープニング映像で開催趣旨を紹介。続いて「日本人に生まれて良かった」と題して、櫻井よしこさんの講演が行なわれました。

 

 「戦後70年間、わが国では粗末な歴史教育により、若者たちは『立派な日本人』をイメージできず、『日本人とは何者か』を知らないできました。自国の素晴らしさを意識せずに過ごしてきた人が少なくないのです。国の歴史を学び、日本文明の素晴らしさを正しく知ることは、日本人としての自信と誇りの源となり、国際社会において強さの根源になります。 また、皇室を中心とした日本の統治のあり方は『和』を基本とした徳の統治です。日本において『民主主義』とは戦後アメリカからもたらされたものではなく、実は長い歴史を通じて受け継がれてきたものなのです。そのことは、聖徳太子が制定した『十七条憲法』や明治天皇が発布した『五箇条の御誓文』をみれば明らかです。そのほか日本文明を理解する上で欠かせないものに『武士道』があります。その正義と勇気、卑怯を疎んじる心は現代人にも受けつがれています。普段は穏やかに暮らしていても、いざというときに勇気を奮い起こし、義を持って行動できるのが日本人。そうした民族の素晴らしい素質や、神話の時代から醸成され、世代を越えて受け継がれてきた特質を、ひとりひとりが深く学ぶことで、立派な日本が再生されると信じます」と語り、「微力ながら日本を良くする運動の旗頭としてこれからも進んでいきます」とむすぶと、会場から大きな拍手が沸き上がりました。

 

  

 

 その後、倫理研究所理事長・丸山敏秋が登場し、櫻井さんと軽快なトークを展開。日本文明のルーツが縄文時代にあることを映像で紹介しながら、日本人は世界で最も古い文明を持つ民族であり、ものづくり大国としての原点が縄文時代にみられること、自然を畏敬し調和を軸とした日本人は高い精神性と霊性を持つことなどを確認しあいました。

 

 

 第2部はツトム・ヤマシタさんのほか横笛奏者の赤尾三千子さん、石笛奏者の横澤和也さんが登場し、「懐かしき未来―悠久の響きサヌカイト」と題し演奏を披露。 かつて世界的な打楽器奏者として名を馳せたツトム・ヤマシタさんは、現在は商業音楽の第一線から身を引いて、サヌカイトと呼ばれる安山岩を用いた独自の演奏法を確立し音楽活動をしています。 静まりかえる会場にサヌカイトの音色が美しく響き、演奏がスタート。神仏への奉納演奏なども行なっているヤマシタさんの霊妙な演奏に加え、赤尾さんと横澤さんの笛の音が作り出す力強い”和の調べ”は圧倒的な存在感を放ちながら聴衆を魅了しました。

 

 

 エンディングでは、再び丸山敏秋が登場し、メッセージを発信。 「はるか昔、日本には海外から多くの民族が集まってきた。その後、縄文時代から今日に至るまで独自の文化・文明を日本人は切り拓いてきた。この世界を、地球をより美しく素晴らしいものに治め、創り、固めなしてゆくことが日本人の使命であり、ものづくりの技術力や「和」を基盤とした精神を世界に発信し貢献していくことが、これからの日本人が進むべき方向である」と述べました。 最後に櫻井さんとヤマシタさんをステージへ招き、それぞれが日本の特質・美質を発信し世界に貢献していくことを誓い合い、本フォーラムは幕を閉じました。