「第18回秋津賞」入賞作品決定
思いを乗せた文字が輝く
自分の思いを言葉にして自分の字で表す「第18回秋津賞・秋津こども賞」。「秋津賞」には633点、小学生・中学生を対象とする「秋津こども賞」には38点の応募があり、審査の結果、「秋津賞」は、特選17点、入選20点、「秋津こども賞」は、特選12点、入選12点が選ばれました。
その中から、秋津賞の特選作品を紹介します。また全入賞作品は『秋津書道』1月号より順次、紹介します。
(入賞者は下記をご覧ください)
◇ 秋津賞特選 ◇
栃木 槐 清治
選評 免許証を返納され、新しい喜びを見つけた暮らし方が感じられます。読みやすく、布置良く書かれました。(渡邊眞理子)
新潟 川﨑吉正
選評 形見の麦わら帽子で暑さをしのぎ、畑仕事もはかどったことでしょう。布置がよく読みやすい作品です。(木村幹子)
東京 佐々木裕美
選評 作者からのプレゼントに、お父さんの戸惑う様子が目に見えるようです。澄んだ美しい書で布置も良いです。(甲斐靖幸)
東京 平塚文子
選評 ご主人と家族の絆を感じます。優しい書体で丁寧に書かれました。(木村幹子)
神奈川 江上愉美子
選評 三年の努力と成果が溢れ出ています。流れるような美しい鋒先を生かした作品です。(渡邊眞理子)
神奈川 原田雅乃
選評 身近にお手本となるお母さんがいらっしゃるというのは、幸せなことですね。字は丁寧で大小もあり、魅力的です。(甲斐靖幸)
愛知 三品きよみ
選評 ご主人とのビデオ通話から昔を思い出され、逢いたい気持ちを素直に表現されました。穏やかな線質が美しいです。(矢口裕司)
広島 三上美和子
選評 「昭和の舌もつ」に、私も、と笑ってしまいました。文字は読みやすく丁寧です。(上山康子)
徳島 丸山美子
選評 お父様と作者の心が、それぞれ温かくほのぼのと伝わってきます。一字一字を丁寧に、紙面一杯に堂々と書かれました。(中村正生)
熊本 中田陽子
選評 楽ちゃんはお孫さんでしょうか。優しさがあり、微笑ましいです。布置良く文字の大小も工夫されました。(中村正生)
熊本 犬童裕代
選評 「コロコロ」だけ角度をつけ、いかにも息子さんが転がって来る様子を表現されました。母親の愛があふれた作品です。(中村正生)
熊本 上村素子
選評 ご主人も忙しい田植えの時を、作りたてのおにぎりに癒されたことでしょう。字の大きさに変化をつけ、思いが見えます。(木村幹子)
大分 大森佳代
選評 お父さんとの素敵な思い出が沢山あるのでしょう。大切になさってください。字がとても丁寧で美しいです。(渡邊眞理子)
鹿児島 内倉あゆ子
選評 書道箴言を守り練習をしていて素晴らしいです。ご主人のいびきが応援してくれていますね。余白の美しい作品です。(上山康子)
沖縄 渡嘉敷久美子
選評 お父さんの様子を生き生きと描かれています。優しい方だったのですね。丁寧な字で味わいがあります。(甲斐靖幸)
沖縄 仲本美智子
選評 沖縄戦を生き抜かれた父親への気持ちを丁寧に表現されました。一点一画美しい線質で書かれています。(矢口裕司)
沖縄 又吉律子
選評 母親の命がけの覚悟で産まれた作者。感謝の思いがよく詰まっています。鋒先を丁寧に使って書かれました。(矢口裕司)
「第18回 秋津賞」入賞者
【特選】
栃木 槐 清治
新潟 川﨑吉正
東京 佐々木裕美
東京 平塚文子
神奈川 江上愉美子
神奈川 原田雅乃
愛知 三品きよみ
広島 三上美和子
徳島 丸山美子
熊本 中田陽子
熊本 犬童裕代
熊本 上村素子
大分 大森佳代
鹿児島 内倉あゆ子
沖縄 渡嘉敷久美子
沖縄 仲本美智子
沖縄 又吉律子
【入選】
北海道 内村祐子
茨城 岡村 勲
栃木 田代 恵
新潟 青柳礼子
新潟 軽部節子
埼玉 神田和江
埼玉 木城久美子
千葉 上野和子
神奈川 宮田 正
神奈川 松本ちさと
岐阜 山川幸代子
岐阜 西部あや子
滋賀 下川憲之
福岡 松岡祐二
熊本 中尾みつえ
熊本 金森淳子
鹿児島 冨奥明美
鹿児島 益満和子
鹿児島 吉田サトノ
鹿児島 川内尚枝