思いを乗せた文字が輝く

　自分の思いを言葉にして自分の字で表す「第14回秋津賞・秋津こども賞」。

「秋津賞」には515点、小学生・中学生を対象とする「秋津こども賞」には62点の応募があり、審査の結果、「秋津賞」は、特選18点、入選21点、「秋津こども賞」は、特選12点、入選12点が選ばれました。
その中から、秋津こども賞の特選作品を紹介します。また全入賞作品は『秋津書道』1月号より順次、紹介します（入賞者名は下記をご覧ください）。

 

 

◇秋津こども賞特選◇

埼玉　島田陽太　10歳
選評：根強い人気のある鉄道玩具の「プラレール」。初代新幹線「0系」の絵に愛情がこもっています。昭和も遠くなりにけり。

 

 

千葉　池田咲那　8歳
選評：字も絵も上手ですね。本当にバッタがいると思いますよ。バッタ博士になりそうですね。

 

 

千葉　花﨑くるみ　12歳
選評：見逃してしまいそうな小さな花でしょうか。優しいくるみさんの心が素敵です。全体的にすっきり書けました。

 

 

東京　五十嵐怜実　9歳
選評：一字一字ていねいに書きました。お母さんが大助かりですね。優しさのあふれる作品で余白も美しいです。

 

 

東京　中畑佑太　12歳
選評：自分でさばいて、からあげにするとは見事です。しっかりした字に自信があふれています。絵も上手ですね。

 

 

東京　畠平玲実　9歳
選評：たくさん食べている青虫をじっと観察されていますね。筆の先を使って丁寧に書いています。絵もすばらしいです。

 

 

神奈川　藤原有希　8歳
選評：お父さんとお母さんの愛情がたっぷり入ったみそ汁なのでしょう。優しい文字で丁寧に書かれています。

 

 

高知　岡林理央　11歳
選評：元気の良い字で堂々と書かれています。マンゴーが太陽の玉子なんて、すてきな発想ですね。

 

 

熊本　岩﨑煌史　7歳
選評：じっと見つめたり、つかまえたりと生き物が大好きなんですね。特に一字一字の収筆にそんな思いがあふれています。

 

 

沖縄　津波古哉人　11歳
選評：久高島の大自然のもとイカが六匹（杯）も釣れた喜びと、お父さんへの感謝を元気な字で表現しました。いい思い出になるね。

 

 

沖縄　津波古直永　9歳
選評：直永さんの「こまっちゃう」が正直でほほえましいです。文字もすなおにていねいに書けています。

 

 

沖縄　辺土名美駒　7歳
選評：にじみが温かく、春の風とよく合っています。春が来た喜びを紙面いっぱいに表現しました。

 

 

 

【秋津こども賞】入賞者