子供から大人まで幅広い年齢の方､様々な業種の方が入会しています｡会員は､倫理研究所の趣旨に賛同し､倫理運動に参加する意志のある個人および法人です｡そして､個人会員によって構成された会を｢家庭倫理の会｣､法人会員によって構成された会を｢倫理法人会｣と称しています｡また､｢家庭倫理の会｣の会員であれば､文化活動を行なう｢秋津書道会｣｢しきなみ短歌会｣への入会も可能です｡

倫理運動の目的は｢定款｣でこのようにうたっています｡｢倫理の研究ならびに実践普及により､生活の改善､道義の昂揚､文化の発展を図り､もって民族の繁栄と人類の平和に資する｣｡倫理(純粋倫理)を学び実践することで､自身の生活をよりよくし､その輪を拡げることで､世界の平和に貢献することが目的になります｡会員は日々の暮らしの中で倫理の学習と実践､普及活動に勤しんでいます｡

宗教は人と神仏との関係を説き、「信仰」により人間の苦悩を救済しようとするものです。一方、倫理(純粋倫理)は人と人、人とモノ、人と自然との関係を説き、それらのすべてが調和的に生きるために欠かせないルール(生活法則)であり、「実践」により自身を、ひいては世の中を幸福に導こうとするものです。倫理と宗教は本質的に異なりますので、経典や教会、儀式や祈祷、修行めいたものなどは、いっさいありません。会員がどのような宗教を信じるのも、まったく自由です。