「第19回秋津賞」入賞作品決定
思いを乗せた文字が輝く
自分の思いを言葉にして自分の字で表す「第19回秋津賞・秋津こども賞」。「秋津賞」には736点、小学生・中学生を対象とする「秋津こども賞」には44点の応募があり、審査の結果、「秋津賞」は、特選18点、入選20点、「秋津こども賞」は、特選12点、入選12点が選ばれました。
その中から、秋津賞の特選作品を紹介します。また全入賞作品は『秋津書道』1月号より順次、紹介します。
(入賞者は下記をご覧ください)
◇ 秋津賞特選 ◇
岩手 佐々木尚子
選評 爽やかで優しさを感じる書です。旦那様を見守られている作者の様子がうかがえます。「ちょっと可愛い」がいいですね。(大庭江里子)
秋田 小玉絹子
選評 すっきりと強弱のある線が美しい作品です。おはよう倫理塾は今も大切な学びの場ですね。(上山康子)
栃木 田代 恵
選評 紙面いっぱいに読み易い文字で書かれました。書道を通して幼い頃のお子さんの笑顔を思い出す幸せな時間です。(上山康子)
千葉 嶋田美保子
選評 お父さんの言葉は、作者にとって、これまでどれほどの支えになって来られたことでしょう。字の大小も効果的です。(甲斐靖幸)
東京 澤田成子
選評 字に太細があり、表情豊かに書かれ、温かさを感じる作品です。早く二人で元気な時間を過ごせるといいですね。(大庭江里子)
東京 中嶌京子
選評 人生百年時代の今、運動に力を入れている作者の様子が伝わります。にじみに温かみがあり、布置も美しい作品です。(阿部淳子)
神奈川 長谷喜代美
選評 わずか十分でも毎日の二人の時間を大切にしている様子が、優しく穏やかな書きぶりで、伝わってきました。(中村正生)
岐阜 河合早百合
選評 息子さんも達筆なのでしょうか。作者の書道をしている姿に惹かれるものがあったのでしょう。文字も美しいです。(甲斐靖幸)
岐阜 廣瀬 馨
選評 文字を丁寧に書き、言葉に実感がこもっていますね。シャキッと背を正して歩く作者が見えるようです。(上山康子)
兵庫 小西淳子
選評 真ん中に「これがいい」のランドセルが輝いています。お下がりを大切にする凛ちゃんは、楽しい学校生活を送っていることでしょう。(阿部淳子)
徳島 今井信義
選評 やわらかい書体で美しく書かれました。お父様の愛用の腕時計といつも一緒に生活され、お父様も喜んでおられることでしょう。(太田純子)
香川 赤山芳隆
選評 ミシンの音は、お母さんが作者のために一所懸命働いてくれた忘れられない音ですね。字もとても魅力的です。(甲斐靖幸)
福岡 松岡祐二
選評 奥様もお母様の心を受け継ぎ、物を大切にされています。ポイントとなる字を大きく書く構成が良かったです。(中村正生)
熊本 小川ひろ子
選評 お盆の光景がよく伝わってくる作品です。両親への思いが文字の大きさに表れています。「山ほど」も良いですね。(矢口裕司)
熊本 山上晃子
選評 秋津書道を続けてこられたからこその作品です。最後の言葉に実感が込められています。文字も美しいです。(上山康子)
鹿児島 西ノ園律子
選評 ご主人様は、抱かれたまま奥様の腕の中で息を引き取ったのですね。「夫」「大きな力」を太く書かれ、思いを込められました。(太田純子)
鹿児島 大野邦枝
選評 お孫さんが甲子園にピッチャーで出場だなんて、お父さんは大喜びですね。字も整っていてきれいです。(甲斐靖幸)
沖縄 嶽元眞智子
選評 お兄さんの見舞いに行った様子を丁寧にまとめられました。お兄さんの溢れる優しさが作品にも表れています。(矢口裕司)
「第18回 秋津賞」入賞者
【特選】
岩手 佐々木尚子
秋田 小玉絹子
栃木 田代 恵
千葉 嶋田美保子
東京 澤田成子
東京 中嶌京子
神奈川 長谷喜代美
岐阜 河合早百合
岐阜 廣瀬 馨
兵庫 小西淳子
徳島 今井信義
香川 赤山芳隆
福岡 松岡祐二
熊本 小川ひろ子
熊本 山上晃子
鹿児島 西ノ園律子
鹿児島 大野邦枝
沖縄 嶽元眞智子
【入選】
秋田 堀口喜助
山形 浅倉静香
埼玉 岡野 啓
千葉 大森ふみ子
千葉 土屋淑子
東京 佐々木裕美
東京 佐々木麻央
神奈川 鈴木雅子
神奈川 原田雅乃
京都 大槻なをみ
兵庫 田畑成美
熊本 鶴野信雄
熊本 村添真規子
熊本 大柿栄子
熊本 杉野万利
熊本 上村素子
熊本 小林実子
大分 笠木栄子
鹿児島 元吉まき子
沖縄 德浜栄助
沖縄 又吉玲子